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| 丹後ちりめんの特徴
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高級絹織物である「縮緬(ちりめん)」とは、「撚(よ)り」をかけない経糸と、強い「撚り」をかけて糊で固めた横糸(緯(ぬき))とを平織りし、「練(ね)り」と呼ばれる工程によって「撚り」を戻しシボ(皺)を生じさせる製法で織られた織物で、シボのもつ独特の柔らか味を特徴としています。
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| 丹後ちりめんのはじまり
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丹後において最初にちりめん生産が開始された場所は峰山(みねやま)(京丹後市)と加悦谷(かやだに)(与謝郡(よさぐん))でありました。具体的には享保五年峰山の絹屋佐平次(きぬやさへいじ)が京都から技術を習得して持ち帰り、同七年に加悦町の手米屋小右衛門(てごめやこえもん)・後野(うしろの)村の木綿屋六右衛門(もめんやろくえもん)・三河内(みごち)村の山本屋佐兵衛(やまもとやさへえ)が同様に京都から技術を導入しました。両者の間に二年の開きはありますが、ほぼ同時期といえるでしょう。
享保一三年、後野村が作成したと考えられます「縮緬発端之事」と表題のついた書付によりますと「当村に志賀(木綿屋)六右衛門という、絹織物業を営み京都へ商売に上るなどしていた者がいましたが、この人が京都西陣の織屋につてがあり、上京の時しばしば西陣へ赴き、縮緬の技術をおよそ見習っていたところ、その折加悦町の(手米屋)小右衛門・三河内村の(山本屋)佐兵衛の二人も京都西陣より縮緬織を導入しようと考えていたので、この三人が申し合わせて縮緬を始めました。」(算所区有『縮緬(ちりめん)機屋(はたや)記録帳』に収録)とあります。
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| 縫取ちりめん
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基本的に丹後ちりめんがベースとなる織物で、組織を組むための経糸・横糸以外に、縫取ちりめんには模様を表現するための横糸(色糸)が存在します。
この横糸が縫取ちりめんの特徴で、丹後ちりめんの大きな特徴である「練り」に耐え、かつ柄を表現しうる横糸(色糸)が必要となります。 (「練り」とは「撚り」の段階でついた糊やもともと絹糸に含まれるセリシン等を除去するための工程で、簡単に言えば洗濯のようなものです。)
柄を表現する横糸は、「ウルシ」や「スリット糸」と呼ばれ、当社では特殊装飾用金銀糸と呼んでおり、その種類は数百種に上ります。
縫取ちりめんの用途としましては、織物自体が非常に高価なものとなりますので、概ね留袖として利用される場合が多いです。
中には小紋として利用される場合もありますが、とても贅沢なものとなってしまいます。
縫取ちりめんの位置付けとしましては、着物の生地の中では最上位に位置されております。用途の違う物では上位に内掛けがございますが、一般に着る着物とは違いますので、比較はし辛いものとなります。
最上位に位置付けされる訳を申しますと、生地1反に使用します「ウルシ」は四十色以上に上り、材料費・手間・技術が通常の織物以上にかかるため、コストがかかり、技術も必要なため、生産数量が少なく貴重な存在でもあるためです。
しかし、コストと技術や手間を掛けている分、豪華さや品質は他の織物以上である事をお約束します。
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