| 光琳吉祥鶴 (こうりんきっしょうづる)
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尾形光琳は日本絵画史上最もその名を知られた画家であります。上層町衆の気構えを受け継いで、元禄以後の富裕な都市生活者の華美な消費の世界に、自ら泳ぎながら芸術家として大成した人である。 本図は水辺を群歩する玄鶴を幻想豊かに描破した作品で、光琳は鶴の端麗な姿態や清潔な色彩に注視している。しかも装飾的な効果を際立たせる為、一切の添景を省き沢畔の清清しい雰囲気金箔霞に象徴し、かつ、広い空間の天地一杯に鶴の体躯の伸びやかな曲と直線の構成を展開させ、画面にきびきびとしたリズムを刻み雄渾な気宇と筆意を問う秀作です。
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| 皇輝鳳凰図 (おうきほうおうず)
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鳳凰は想像上の瑞鳥で、・龍・亀と共に四霊とされ四瑞とされる。その雄を『鳳』、雌を『凰』と称し、中国古書に『鳥の属三百六十あって鳳凰はその長をなす』と記され鳥王と呼ぶ。 本図は鳳凰の閃々と輝く筆感を生み出す為に、一切の添景を取り除いており、鳳凰の形態全体が『心の文図』に成る構図を意として、画面一杯に描いております。 雄大にはばたく鳳凰の末尾の方からは黄金を発し、希有の個性を通すことによって不思議な幻視の影像や美態となり律動的な構図を、動的で明快な装飾画に進展し、なおかつ鳳凰画の最高峰として俯瞰(ふかん)的で鋭い迫力のある描線が印象される。 また、その姿態から発せられる雄々とした生命感が一種の神秘性をもたらしている。
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